石は、静かに、
花を讃える。
一歩、一歩。
硬く踏み締めた、日々の先に。
ほんとうの美しさをそなえた
花が咲くように。
〝石〟“石”という、
硬くて冷たい素材から、
〝花〟“花”という
やわらかな生命が翔び立っていく。
何百年、何千年と
静かに時を重ねてきた無機物だからこそ。
石は、花という有機物のちからを
かえっていきいきと物語り、
私たちをそっと、勇気づけてくれます。
今日は、ここから、
どんな花を翔ばせてあげますか。
石
二つとして
同じ物が存在しない、
大理石の花器。
大理石は、その光沢の美しさや高級感から、より上質な空間を追求する人々から選ばれ、愛されてきました。天然石のため、同じ色合いや模様は二つとして存在せず、一点一点が、唯一無二の花器となります。光のあたる角度によっても様々な表情を見せてくれ、その石の持つ表情によって、花の生け方さえも変わってくるかも知れません。「石翔花」を手にしてくださった方、それぞれの“石”と“花”の出会いをお楽しみいただけたら幸いです。
白大理石
黒大理石
真鍮の筒
石は見た目以上に重みのあるもの。安全性に配慮し、花器自体は動かさずに真鍮の筒の着によって花を替えられる造りにしました。時を重ねるほどに風合いが変わる経年変化も、真鍮特有の魅力です。
彫刻・印字
石に彫刻や印字などの加工を施すことも可能です。形状によっては彫刻が難しい場合もございますが、できる限り、ご要望にお応えしていく所存ですので、お気軽にご相談ください。
形
“花”という生命を、
いきいきと
際立たせる形。
石の器から生命力あふれる花が翔び立つ光景を思い描き、その着想をもとに花器の設計に取り組んできました。実際の製作過程では、角度や穴の位置、真鍮の長さなどのバランスが難しく、何度も図面を書き直しては試作を重ね、三つの形状へと辿り着きました。
重厚感と安定感をそなえた、堂々とした三角形。真鍮の筒が外から見えないことで、石から花が翔び立つような印象がより鮮明に。
石の重みがデメリットとなる場合もあることから、軽量化をはかり、持ち運びやすく、かつ、スタイリッシュな形状を“折り”で追求。
台座とプレート。二つの部材を分離させ、結び合わせることで、生まれる多様性。異なる色味や形状のプレートを掛け合わせて、自在なアレンジも。
お客様の声
コレドガーナ 様
イタリア料理店
大理石と真鍮の組み合わせは非常に格好良く、そのままオブジェとして置いていても良い程の存在感があります。今までにないタイプの花器に、お花屋さんも楽しみながら花を飾っていました。花・大理石・真鍮という3種の素材が渾然一体となる様は美しく、置き方を変えることで全体の表情を変化させることもできる、味わい深く面白い花器です。
ANGLE 様
宿泊施設
大理石の花器というのは珍しく感じましたが、重量があることで花の大小は問わず、枝物も生けることができるため無限の使い方があるように思います。真鍮との組み合わせは高級感があり、筒だけを引き抜いて水の入れ替えができるので使い勝手も良いです。この先も色々なサイズや形状の花器を製作予定とのことですので、とても楽しみにしています。